売却の流れ

まずは、マンション売却の流れとスケジュール感を把握しておきましょう。

1：調査（7～14日程度）

• 相場確認
• 不動産会社への査定依頼

2：媒介契約（7～14日程度）

• 不動産会社の比較・選択

3：売却活動（30～90日程度）

4：交渉（7～14日程度）

• 購入希望者様と契約内容についての相談・交渉

5：契約（契約日から7～14日程度）

• 必要書類の作成
• 代金授受
• 物件の引渡し
• 登記
• 売却益が出た場合の税金準備など

また、売却中の住み替えは早めに済ませておくことをおすすめします。

住み替えを先に済ませて空き家にしておくと、中古物件でも新築物件と同等レベルに近い状態で市場に出せます。「生活感」「中古物件感」がある物件よりも、新築物件に近いほうが当然印象もよくなり、早く・高値で売れる可能性が増えます。

一括サイトをおすすめできない理由

・マーケティング目的

一括登録サイトにはお客様の個人情報が目的の不動産会社も登録しています。市場調査目的の査定のため、本腰で売却対応する気はないこともあります。

・査定額は未確定

一括サイトで提案された高額査定の中には、見込み客を逃さないために絶対に期待させる額を提示している場合があります。

しかし、売値は相場に近い数字で決まることがほとんどです。提案してきた査定額では高すぎて買い手が見つからず、売却活動中に値下げせざるをえないケースも少なくありません。

相場を基準に、高額査定の理由に納得できる説明が可能な不動産会社を探しましょう。

契約は専任か専属専任

早く・高くのバランスを取るなら、不動産会社との専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約がおすすめです。不動産会社との契約形態は、3種類あります。

• 一般媒介契約
• 専任媒介契約
• 専属専任媒介契約

大きな違いは、不動産会社が報酬を受け取れる確率と契約の有効期間です。

・専任・専属専任は報酬発生確率が高い

媒介契約は売却先の範囲がそれぞれ違います。

一般媒介契約	どのようなルートで買い主を発見してもOK
専任媒介契約	・依頼主が売却先を自分で探す、もしくは契約した不動産会社が見つける ・他不動産会社との契約はNG
専属専任媒介契約	どのルートから見つけた買い主であっても、契約した不動産会社が間に入る売却契約のみ認める

一般的な不動産会社は、契約を成立させ仲介手数料が発生して初めて売上・利益を得ます。不動産会社の媒介が決定事項である専属専任、ライバル会社の関与を認めない専任は仲介手数料が発生しやすいため、不動産会社としても売却活動の優先度が高くなります。