1．引き渡しまでの大体の期間を把握

売却の準備をスタートしてから引き渡しが行われるまで、一般的に半年ほどかかります。余裕を持ってスケジュールを組むようにしてください。

2．不動産に関する情報をリサーチ

査定を受けるにあたっては、自分が所有している不動産にどのくらいの価値があるのか把握しておくことが大切です。相場を理解しておくことで、複数の会社に査定を依頼した場合に判断がつきやすくなります。

不動産売買に関連したWebサイトなどを活用し、売却を検討している不動産と類似した条件の不動産をリサーチしてみてください。リサーチ結果から価格の平均値を出しておくと、大体の相場を掴むことができます。

3．不動産会社に相談

広く買い手を募集するためには、専門の不動産会社に相談をするのが基本です。相談をするときまでに、大体のプランをまとめておくと、相手に具体的な内容を伝えやすくなります。例えば、売却希望金額や期間を決めてから相談を依頼するとスムーズです。

4．査定を依頼する

相談後は査定に入ります。不動産の現状や周囲の不動産の売買事例、市場の動きなどを、様々な観点からプロの目で査定を実施します。どのような方法で査定を行うのかは会社によって異なります。1社ではなく複数の会社に依頼し、比較検討することが大切です。大切な資産の売却に関わることだからこそ、信頼関係を結べる会社を選ぶようにしてください。

5．不動産会社と契約

各会社から出た査定の金額や提供されるサービス内容などを比べたうえで、契約を結ぶ会社を選びましょう。契約にあたっては、不動産を売り出すときの価格や売却が成立したときに不動産会社へ支払う手数料、売り出しに向けた指針についても決めます。

6．売却に向けて準備を整える

契約を終えたら、売却に向けて本格的な準備を始めます。少しでもよい印象を持ってもらうために家の中や庭を整備するなど、全体を整えておくことが重要です。
また、内見は土日祝日に集中する傾向があります。休日に予定がある場合は事前に担当者に伝え、立ち会いできるようスケジュールを調整しましょう。

7．内見などを実施

準備が整ったら、購入希望者を募ります。インターネット上に不動産の情報を公開したり、内見を行ったりして、購入希望者が現れるのを待ちます。

8．希望者による申し込みと契約

購入希望者が現れたら、不動産会社から申込書が提出されます。引き渡しにあたっての条件や売買価格など、申込書に記載された事項を確認し契約に進む流れです。

9．引き渡し

引き渡し予定日までに、抵当権の抹消や引っ越しなど必要なことを済ませておいてください。当日は、残った代金の受け取りと同時に物件の引き渡しを行い、全ての手続きが完了します。